葬儀屋さんのごあいさつ
お葬式のウラの裏 元葬儀屋の無駄話
主体的に関わることがほとんどないお葬式。いつも斎場ですましているように見えるお葬式屋さんの正体って? ほとんど明るみに出ない現場で、どんなことが起こっているの? お答えしましょう。現場にいた人間がこっそりと教えます。実話100%、偽りなし。
わたし、2年前までお葬式の仕事をしてました。ご遺体の搬送から始まって清拭、引物受注、式場装飾、儀式管理・進行司会、集金まで、つまり最初から最後まで一人の担当者で行うのが小さい葬儀社のキホン。倒れるのは客が先か自分が先か(客はすでに倒れてるわけですが…)という極限状況の日々が続き、充実しすぎて少々わたしにはキツく、辞める運びとなりました。
ある日、異業界からコンサルティングの会社が颯爽とやってきました。朝礼時、挨拶の訓練を一切していないわたし達に首を振り、「サービス業ならばこのくらいは当たり前!」と、挨拶マニュアルを渡されました。
それは、電気量販店や居酒屋でアルバイトすると、必ずと言っていいほど店内に入る前に唱和させられた「よ・い・オ・ア・シ・ス・は」という接客用語。ああなつかしいなあ、と思いながらみんなで唱和していたのですが、なんかヘンなのです。
「よ」→「よろしくおねがいします!」…うん、どちらかというと業者さんに言う言葉だね。よく言うよく言う。
「い」→「いらっしゃいませ!」…言わない言わない。誰が通夜客にこんな元気よく挨拶するかって。
「お」→「おはようございます!」…だから元気よすぎだって。朝一番に来た葬儀屋がさわやかでどうする
「あ」→「ありがとうございます!」…「この度はご利用いただきまして」って?口が裂けてもそんなことは。
「し」→「失礼します!」…ヤル気十分の葬儀屋もなんかヤなかんじだろう。
「す」→「すみません!」…謝るのは大事だが、そもそも失敗が許されない仕事だ
「は」→「はい、よろこんで!」…「葬儀をお頼みしたいのですが」「はい、よろこんで!」考えただけで恐ろしい。
世の中のサービス業とは、つくづく一線を画すなあと思った挨拶訓練。
黙祷、般若心経とともに、わたしが退職するまでそれは続く
主体的に関わることがほとんどないお葬式。いつも斎場ですましているように見えるお葬式屋さんの正体って? ほとんど明るみに出ない現場で、どんなことが起こっているの? お答えしましょう。現場にいた人間がこっそりと教えます。実話100%、偽りなし。
わたし、2年前までお葬式の仕事をしてました。ご遺体の搬送から始まって清拭、引物受注、式場装飾、儀式管理・進行司会、集金まで、つまり最初から最後まで一人の担当者で行うのが小さい葬儀社のキホン。倒れるのは客が先か自分が先か(客はすでに倒れてるわけですが…)という極限状況の日々が続き、充実しすぎて少々わたしにはキツく、辞める運びとなりました。
ある日、異業界からコンサルティングの会社が颯爽とやってきました。朝礼時、挨拶の訓練を一切していないわたし達に首を振り、「サービス業ならばこのくらいは当たり前!」と、挨拶マニュアルを渡されました。
それは、電気量販店や居酒屋でアルバイトすると、必ずと言っていいほど店内に入る前に唱和させられた「よ・い・オ・ア・シ・ス・は」という接客用語。ああなつかしいなあ、と思いながらみんなで唱和していたのですが、なんかヘンなのです。
「よ」→「よろしくおねがいします!」…うん、どちらかというと業者さんに言う言葉だね。よく言うよく言う。
「い」→「いらっしゃいませ!」…言わない言わない。誰が通夜客にこんな元気よく挨拶するかって。
「お」→「おはようございます!」…だから元気よすぎだって。朝一番に来た葬儀屋がさわやかでどうする
「あ」→「ありがとうございます!」…「この度はご利用いただきまして」って?口が裂けてもそんなことは。
「し」→「失礼します!」…ヤル気十分の葬儀屋もなんかヤなかんじだろう。
「す」→「すみません!」…謝るのは大事だが、そもそも失敗が許されない仕事だ
「は」→「はい、よろこんで!」…「葬儀をお頼みしたいのですが」「はい、よろこんで!」考えただけで恐ろしい。
世の中のサービス業とは、つくづく一線を画すなあと思った挨拶訓練。
黙祷、般若心経とともに、わたしが退職するまでそれは続く

